交流会と見学会
のらカフェを開いた金子早苗さんのお話
(2012年7月30日開催)


交流会と見学会レポート

食で繋がる人の輪を広げたい!そんな思いから生まれた『みんなのキッチン交流会』。
食の活動を広げたい人、食を通したコミュニティ作りに関心がある人、食の話題に興味津々の人なら、どなたでも参加できる気軽な交流会です。

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ガールズ・トーク

金子さん親子

トマトの説明をする娘のともみさん(左)と、金子早苗さん(右)

緑区白山で野菜を販売し、直売所「野菜たちの夢」を主宰している金子早苗さん。
7月に、のらカフェ(農業カフェ)「金子さんち」(横浜市緑区白山2−38−8)をオープンしたばかり。

ガールズトークでは直売所の魅力や露地栽培にこだわる理由、のらカフェを開くきっかけなどなど、存分に語っていだだきました。

露地栽培にこだわり、トマトは20種類近くを販売

直売所を始めたのは15年前。野菜は形のいいもの、味のいいものだけが売れ、規格外のものが売れ残ってしまう。野菜の命を最後までまっとうしてほしくて、野菜の代弁者になろうと始めた。露地栽培にこだわるのは、ビニールハウスを使用しないので、エネルギーを使わず経済的な負担が少ないこと、自然に育てるので野菜への負担も少ないから。人間と同じように太陽を浴びて暑い思いをしているから、昔の野菜のように本来のおいしさが味わえる。

トマトは甘くて赤い色のものだけでなく、料理をしておいしいものや味にくせがあって料理の存在感にもなるもの、紫や緑などのインパクトのある色で赤色をひきたてるものなどさまざま。直売所では20種類近くのトマトを紹介、調理方法なども交えて販売している。

この日の交流会でも、3種類のトマトの味比べが行われました。オレンジ色でフルーティなアイコ、皮が厚めで甘味がギュッとつまったサンゴールド、あっさりしていて水分豊富、お風呂上がりにお勧めの千果ちゃんと、参加者は「こんなに味が違うの」と驚いた様子でした。

直売所に併設! 7月10日のらカフェオープン

のらカフェ

おしゃれ感たっぷり!な直売所とカフェ。

カフェではランチを日替わりメニューで提供。野菜中心で魚や肉はほとんどつかわない。金子さん自身が食べておいしく、腹もちがいいものをと心がけている。娘のともみさんがパン作りで協力。野菜のおいしさを引き出し、動物性食品を極力控えている。

野菜を作れない端境期(10月〜11月いっぱい、1月下旬〜4月いっぱい)には、直売所はお休みになるので、その空きスペースをお客様に提供し自由に利用してほしいと考えている。

今後について尋ねると、「自分の思っていることを発信していけば向こうから自然と人が集まってくると思います。交流会にきた方も、今日のこと、感じたことをまずはお友達に話してみて」と金子さん。野菜に対する自分の思いを直売所やカフェという形に託し、メッセージを発信し続けています。

食を通じたコミュニティを広げよう

交流会
ガールズトークの金子さん親子を交えて、参加者同士の交流会。自己紹介をしてお互いを知ったところで、Q&Aタイム。野菜づくりへの質問が多かったようです。

さらに見学会とボランティア説明会の後は、ランチタイム。
この日のメニューは具だくさんトン汁、おいなりさん、きゅうりの塩麹つけ、黒蜜寒天。
野菜たっぷりのランチにお代わり続出!

ランチを作ってくれたのは、以前交流会に参加し、みんなのキッチンで調理チーム作りを目指すボランティアの3名。これからどんなチームをつくってくれるのか期待大です!
みんなのキッチンでは、今後も食に関して活躍中のゲストを招いて交流会を開催していきます。
お気軽にご参加ください。