農業男子 土壌改良で収穫量が倍に! 佐野浩二さん


農男子初回は、都筑区7カ所の畑で農家を営む佐野浩二さんを訪ねました。農大で学んだ土壌学を基に、土作りや野菜作りにコツコツ真摯に取り組む姿勢が評判の男性です。

毎朝200本のトウモロコシを収穫

6月の収穫を待つトウモロコシ畑
太陽の日差しが降り注ぐとうもろこし畑、日中に光合成で作られた糖分を一番蓄えている早朝4時に収穫は始まります。朝採りトウモロコシは、甘みと旨みがギューっと凝縮、栄養価も高い。「甘くておいしいってよく言われるよ」と佐野さん。毎年楽しみにしているリピーターも多いそうです。午前中で売り切れることもあるので、早めが狙いめ!

農業に目覚めたきっかけ

もともと農家の家に生まれ育った佐野さんですが家業を継ぐつもりはありませんでした。そんな佐野さんが農業に目覚めたのは大学で学んだ土壌学。研究室の栽培試験で作った枝豆の収穫量が農家の倍もあったことに驚き「土壌改良でこんなに生産量や味が違うなんて」と農業の面白さにハマったそうです。
「土も人間の栄養と同じで偏りがあってはだめ。土台がしっかりしてないとおいしい作物は生まれない」と土の栄養バランスには特に気を配っています。佐野さんの畑では毎年専門機関で土壌分析を行い、その結果を元に肥料や栄養を与えています。

野菜が目にとまるようポップを手作り

「直売所でお客さんの生の声を聞くのが何よりの励み」と佐野さん。「一人でも多くの人に自分の作った野菜をおいしく食べてもらいたい」とブロッコリーやカブなど種まきの時期をずらす「早だし・遅だし」にも挑戦しています。今後について伺うと「今やっていることを一つ一つ丁寧に続けていきたい。目の前のことを一生懸命やるだけだよ」と笑う佐野さん。農業に対し手間暇惜しまず誠実に取り組む姿勢が印象的でした。
糖分をいっぱい蓄えた朝採りトウモロコシは、6月中旬には直売所に!お楽しみに。

ここで買えます

JA横浜「ハマッ子」直売所
メルカートきた店 住所:都筑区東方町1401  
TEL045-949-1211 営業:年中無休(年末年始は除く)、8:30~18:00