農業女子vol.6 佐藤愛美さん
まるで野菜カフェ 同世代のファン続々と


キラリと輝く感性で地域の農業を盛り上げる“農woman”を取材!

2016.3.7


味わいのある農家の古道具の中に、ポラロイド風の写真や麻布がセンスよくあしらわれた直売所が十日市場駅にあります。家族で大切に育てた野菜を上手に売り出す若き女性農業者、佐藤愛美さんを訪ねました。

佐藤愛美さん

直売所の強み接客に

JR横浜線十日市場駅から歩いてすぐの直売所、「野彩家 佐藤農園」。代々続く農家の長女、佐藤愛美さんが笑顔で出迎えます。まるでカフェのような雰囲気に仕立て、作り手ならではの知識をもとに、畑の様子や食べ方を紹介しています。じかにお客さんとかかわることができるのは、直売所だからこそ。お客さんとの会話を大切にし、「また来たい」と思ってもらえるような接客を意識しているそうです。

佐藤愛美さん03

地域活動にも取り組む佐藤農園。収穫体験した子どもたちのメッセージ

野菜への愛情がにじむ佐藤さんですが、かつては農家が嫌で隠していたこともあったそうです。大学卒業後は金融機関で3年間働きました。農家を離れて初めて、就農を考えるように。「女性でもできるか」と不安があったそうですが、尊敬できる女性農業者との出会いに恵まれました。消費者のニーズや売り方を考え、バリバリと農作業をこなす。さまざまな先輩たちの姿を見て、女性でもできると実感しました。

若い世代に広がり

愛美さんが加わり、お店に変化が生まれました。シンプルだった陳列棚に麻布を敷いたり、黒板にメッセージを書いたりと親しみやすい店内に様変わり。野彩家にたくさん並ぶ珍しい外国種の野菜も手に取ってもらおうと、手書きのポップで品種や食べ方を丁寧に紹介しています。

同世代の共感を呼び、それまで以上に客層が広がりました。「若い人が入りやすくなったようですね。口コミでの広がりも感じます」と母親の裕子さん。
就農して丸2年。当面の目標は、お店の発展とイチゴの観光農園です。「地域の人に親しんでもらいながら、横浜野菜の魅力を発信したい」。まっすぐな瞳で語ります。

佐藤愛美さん

珍しい野菜も手描きのポップで手に取りやすく

野彩家 佐藤農園

住所:横浜市緑区十日市場町819-10
TEL:045-981-5239
営業:火・水・金・土 11:00~日暮れまで

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