まちづくりびとに聞く!<3>
ヨガを通じて健康促進のお手伝いを
ピピロハス ヨガスタジオ代表 広沢泰明さん


食や地域づくりへの想いを届ける、2016年新春インタビュー

2016.1.28

からだと心を整える時間を暮らしの中に

現代社会は過度な緊張やストレスにさらされる機会が多く、身体だけでなく、心のバランスを崩す方が増えています。
「病気」ではないけれど、なんだか体調がすぐれない、気分がもやもやとして調子が悪い状態を、東洋医学では「未病」と言います。

ヨガは身体を動かす「運動」的要素もあるのですが、身体だけではなく、心のコンディションも整えてゆくことができるのが特徴で、現代特有の身体と心の未病を防ぐメソッドとして、とても有効であると思っています。

広沢さん

ヨガを通して、健やかな社会づくりを志す広沢さん

その鍵となるのが呼吸です。普段の生活では呼吸をあまり意識することはありませんが、知らず知らずのうちに私たちの呼吸は浅くなりがちです。ヨガのレッスンでは、まず呼吸に意識を向けて、整えてゆくことからはじめます。
無理に深呼吸する必要はなく、自分が、「今穏やかに呼吸ができている」と気づくだけで、すっきりとした気持ちになります。

健康の土台づくりは、ストイックになりすぎず楽しんで

最近は、短期間で数値的な結果を追い求めるエクササイズが流行っていますので、ヨガにもそういったものを求めて来られる方もいらっしゃいますが、ヨガに関して言えば、短期間で集中的に行うよりも、毎日歯を磨くように日々の暮らしの中に組み込んでいくことをおすすめしています。

私たちのヨガスタジオは、10年20年先までを視野にいれた健康の土台づくりのお手伝いをしたいと思い運営しています。

健康づくりにおいては、ヨガを通した運動に加え、食、休息を加えた3つの観点から、取り組んで行くことが重要だと思っています。やせるために極端な食事制限や過度な運動をしても、長続きしなかったり、または不調を引き起こしたりする原因となります。

何ごとも短期間で結果を出せるものは失うのも早いように思います。本当の意味での心身の健康を手に入れるには、ストイックになりすぎず、生活のリズムを作って、楽しんで行なうのが良いと思います。

地域の方々に気軽に通ってもらえる場所に

2014年に都筑区にオープンしたヨガスタジオは、長期的な観点から地域の方々の健康促進に貢献していきたいと思って運営しています。運動経験がなくても、体力に自身がなくても、気軽に敷居をまたいでもらえるようなアットホームなスタジオを目指しています。

ヨガスタジオ

2014年にセンター南にオープンしたヨガスタジオ

広沢さんのこと

12年以上にわたるタイ在住中、ヨガ、ルーシーダットンに出会う。
帰国後、都筑区のセンター南と川崎市の向ヶ丘遊園にてヨガスタジオを運営。

ピピロハスヨガスタジオ

HP:http://www.phiphi-lohas.com/
未病を治すかながわ宣言活動協力店
横浜市都筑区茅ヶ崎中央21−12森村ビル3階
TEL:045-530-0443
2016年3月から、みんなのキッチンと、ヨガと食の健康コラボを開催。
初回は3月8日(火)10:30~11:30

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