[レポート]三浦半島・佐島の漁師がやってくる!


佐島の漁師がやってくる
2015年10月10日(土)開催
主催:みんなのキッチン
プロデュース:佐島観光親善大使
協力:
「日本一しょうゆ」の株式会社岡直三郎商店
佐島マリーナ株式会社

会場:みんなのキッチン

おいしい魚は意外にもこんなに近くで獲れるんです!三浦半島・佐島の漁師を招いてのトークショー&ランチ&ワークショップのイベント。地元のテレビ・ラジオ(イッツコム)でも取り上げていただいた注目のイベントの様子をレポートします。

漁師のトークショー

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演歌―鳥羽一郎の「兄弟船」に合わせて登場した三浦半島・佐島のイケメン漁師ふたり。
「お~、日に焼けて鍛え抜かれた肉体!」会場に集まった皆さまからは大きな拍手が!

佐島ってどこ?
相模湾に面したのどかな町ですが、「漁港は新鮮な魚を求める仲買人さんたちで活気にあふれています!」。
佐島の魚介は高品質なので築地市場でも高値で取引されるそうです。

しらす・たこ・鰹ってどうやって獲るの?おいしさの秘密は?
漁に出るところから水揚げまでを熱く語ってくれました。

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「しらす漁は魚群探知機で群れを探すところから始まります。」
「新鮮なしらすは”し”の字をしてるんですよ~!」
「たこの餌はエビやカニ。佐島には岩礁が多く、餌が豊富なんです。」
「イセエビなんかを食べてるからね、佐島のたこはうまいんです!」
「鰹の餌は生きたイワシ。夜が明ける前にイワシを仕入れて漁場へ船を走らせて・・・。
群れを見つけたらイワシを切らすことなく巻く!!! そして一本釣り。」

漁師の話を聞ける機会はめったにないと、皆さま、漁師の話に吸い込まれていきました。

そして、サプライズゲスト登場!
会場内に、なんと「湘南しらすの沖漬け」を開発した鎌倉ダイニング 主宰 矢野ふき子さんがいらしているではありませんか!

むちゃぶりでしたが、檀上に上がっていただき、「湘南しらすの沖漬け」の開発ヒストリーを伺いました。
「生しらす」は足が早くて傷みやすいため、水揚げ地ならではの食べ方。
その「生しらす」をもっと多くの人に味わってもらおうと、獲れたての「生しらす」をそのまま船上で特殊なタレに漬けた「湘南しらすの沖漬け」を開発。
「湘南しらすの沖漬け」は女性が開発に貢献した商品ということで、神奈川なでしこブランドにも認定されています。
参加されていた女性陣からは、「思いを形にする行動力、すばらしい!」と絶賛の声が聞こえてきました。
佐島の漁師

=出演=
◆平敏丸 船頭 平野敏幸さん◆
 出演TV番組:テレビ東京 日曜ビッグバラエティ「世界が注目 ニッポンの凄腕漁師」(2014.8.3) 他
◆勘蔵丸 船頭 田中達夫さん◆
 出演TV番組:フジテレビ ぶらぶらサタデータカトシ温水路線バスの旅「路線バスで行く!三浦半島脂のりのり!佐島の戻りガツオ」(2014.11.15)他

ワークショップ

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醤油アーティスト ファンタステキ 岩田賢さんによる醤油絵皿のからくり説明&実演・体験コーナー。

毛細管現象や傾斜を考慮して緻密に設計されたお皿は、醤油の量の増減で絵柄が変化するんです。
イカがタコ、アジ、マグロへと変身する海の中の食物連鎖を食物連鎖を表現したデザインには、感激!

特別販売もあり「うわ~これいい!」と、外国人のお友達へのプレゼントにとお買い求めになるお客様の姿も。

ランチ

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トークショーの終盤で漁師が見せてくれた浜めし作りの実演。

「お~、たこ一杯丸ごとの姿なんて見たことない!」。
漁師の見事な包丁さばきで、たこが捌かれていく様子にお子さまの視線も釘づけ。
ソーダ鰹の炙りが刺身が切り分けられていき、しらすを釜茹でしたときの出汁を入れた玉子焼きがのり、「湘南しらすの沖漬け」がのり・・・、浜めしの完成。

<メニュー>
漁師の浜めし・海の幸味噌汁・釜揚げひじきのサラダ

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醤油は原料・製法にこだわった株式会社岡直三郎商店の「にほんいち醤油」~「一番しぼり」と「二段仕込」。

国産の有機丸大豆と国産有機小麦、天日塩を原料とし、木桶に仕込み、一年余り発酵熟成させた「一番搾り」。そして、さらにそれを同じ原料の麹を加え発酵熟成させた「二段仕込」。

参加者は2種類の醤油を醤油絵皿に注いで食べ比べて、とっても満足げでした。

お買い物コーナー

漁師自ら加工した販売品の数々。「産地に行かないと買えないものがここで買えるなんて!」。
皆さま、漁師に食べ方や保存方法を聞きながらお買い物を楽しんでいらっしゃいました。

<販売品>
「佐島の地だこ」(※)、「湘南しらす」(※)の釜揚げ、釜揚げひじき 他
※は「かながわブランド」登録品目